9月10日に水害のあった

茨城県常総市の避難所で使用された

足元暖房について、代表の山本がまとめました。

 

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常総市で足元暖房を使用される!

 

10月の危機管理産業展で
当社は避難所設備システムの内特に避難所の暖房として足元暖房を展示し世に問うた。

 

その背景は阪神大震災時に500名の方々が避難所で亡くなり、
又東日本大震災でも同じ500名の方々が避難所生活の厳しさから亡くなられたという事実があり、
また法律的にも「防災と減災に資する国土強靭化法」ができ
避難所の在り方が見直されたからである。

 

一般的に危機管理では1件の重大事故には
300件のヒヤリハットが定説なので、
500名の方々が亡くなられるとその300倍つまり15,000名の方々が非常に厳しい避難所生活を送られたのではないかと想像した。

 

今回当方の足元暖房を知る災害ボランティアの方からの10月22日要請で
9月10日に水害があった茨城県常総市の避難所に足元暖房を設置するようにと声が掛かった。

 

常総市への支援はすでに最初発災2日後(9月12日)に
富山市のボランティア(アジア子供の夢 川渕映子)と炊き出しに行った。

 

といっても当時全体の規模が認識されず簡単な焚き出しとコーヒー接待
それに災害ボランティアから指示があった衣類(段ボール30個)を石下総合体育館に届けた。

 

その時は十分に暖かい時期であって暖房は必要としなかったのだが月日は進み、
10月20日避難所も長期対応せざるを得なくなって当社に暖房の話が舞い込んだ。

 

行ったのは「あすなろの里」

 

大まかに言うと避難所は全市で大きなのは2箇所有り、
石下総合体育館と「あすなろの里」である。

 

設置したのは30M *20M 程の体育館。
此処に40~50名程の被災者がいる。

床上ではなく段ボールベッドでの宿泊、
家族単位で仕切り壁があるので足元暖房の頭を並べてずらり何百人という従来の設置の様には行かない。

 

ベット/床と高低差があり、
放熱パイプの柔軟性などが要求された。
またパイプ内のエアー溜まりなども心配したが両方ともクリアーした。

 

市側の評価では被災者に好評であって効果は認められたとのことであった。
私自身は設置時に「わーいい」と身障者の女性から声を直接頂いた。

 

しかし設置当時には300名居た避難者も11月半ばには200名ほどになって
12月初めには行政もアパートなどに分散居住を促すことになり
避難所は閉鎖され機材の撤収は12月7日に災害ボランティアにお手伝い頂いた。

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