本日、ヤマヤ救援部隊が北海道厚真町から戻ってきた。
厚真町役場裏にある福祉センターで一食2000の数量を炊き出ししてきた。
今回は北海道営業の最中だったため、自衛隊より早く現地についた。
現地はさすが北海道、食材は豊富にあったが、大量に炊き出しする機械は存在しなかった。
そこを拠点に2000食。
今まで関わってきた震災の経験を基に、直炊飯による炊き出しを行った。
今回とても印象的だったのは地元の方々だ。
普段からイベントなどで調理を行っている方々が多いらしく、常時炊き出し場には20人程度いたそうだ。
以前筆者が関わった震災では、地元の方々の助けは0だったので、それを考えると大変に心強い地域である。
今回持参したのは「まかないくん85型」
大なべ55
まかないくん30型の三台です。
その他には
熱交換器
流し台
受水槽付ポンプ
避難所設備システムで対応しました。
今回の特色は、各避難所で炊き出しをする「拠点型」ではなく、一か所で炊きだしたものを配る「集中分配型」で行われていた点です。
今までであれば、「学校や公民館などに炊き出し器を置いて拠点ごとで炊き出しをする」というのが一般的でしたが、今回の場合は「拠点一か所に複数個の炊き出し器を持ち、出来上がった調理物を他の拠点に配布する」という形を取りました。
なぜなら、炊き出し器が他の拠点になかったからです。
私たちヤマヤは、「各拠点に炊き出し器を必要数持ってもらうこと」を目標としています。
しかし、財政的な問題等からそれが難しいところも多々あります。
そんな中において、この「拠点型」という炊き出しの在り方は、一つのスタンダードとして可能性があるのではと思っています。
まずは一番の拠点に「炊き出し器」を置いてみませんか?