平成25年を振り返って ヤマヤ物産有限会社 山本修一 東日本の被災地ではまだまだ仮設住宅生活が続いている。 地盤の沈下などがあって新しく移転の場所も決まっていない状況下であったり、 また戻りの大地震・津波が来ると言う話もあるので被災者は大変だろうと思う。 それでも日本人はモースが見たような明治期の日本人のように 災害があっても陽気に忘れ去る術を持っている。 特に東北の人々は粘り強いと聞くから きっとこの困難な時期もうまく乗り越えるのであろうと思うが、 只一つ昔のように人々に人情味が厚く世話好きであって面倒見の良い人人々が少なくなっているので、 意識的に行う災者への支援が長く求められる。 私たち防災に携わるものは次への災害への備えをしなければならない。 今 回の東日本も阪神などの教訓が生かされた面もあるが、災害は想定外であって始めて災害となる。我々は常に想定外を想定する考えを持たなければならない。 以前防災の学者さんの講演を聞いてその時、聴衆からどうして昨年より今年が確率が高いのかとの質問があって、学者曰く「年が改まると分母の数値は変わらないが分子が少なくなる」と。 来年は良い年でと締めたいが地球温暖化による災害が増えており、備えをよくして安心を良き年の基準としたい。